北の人々(3)
さて、今日の定番コース、最初は富良野ジャム園。
「しまむら」からナビを頼りに行くが、ツレの記憶と違い、何やら奥へ奥へと誘導される。えぇ~、こんな道通ったかなぁ~と半信半疑ながら、ナビの仰るとおりに車を走らせる。私自身は富良野の道は初めてだが、そんな私でもものすごい遠回りしてるなぁと思う道順である。
農道のような道ゆえ、すれ違う車も無い。うっかり玉ねぎ畑の真ん中に出てしまいながら
も、ようやく富良野ジャム園の大きな看板がある道に出て来た。やれやれ。ここからは1本道でジャム園に着くと、ひょえぇ~、もの凄い込みようだ。昨日もそうだったが、みんな、一体どこから湧いて来るのだろう。第1~第4まである駐車場もフル回転だ。第3駐車場に車を置いてジャム園に戻り、この混雑の原因が分かった。
ジャム園に、なぜにアンパンマンショップ??
今は「アンパンマンと一緒に写真を撮ろう」の時間らしく、アンパンマンの前は長蛇の列だ。さすがのアンパンマンも長時間にわたる立ち仕事は辛いらしく、最初から椅子に座っての記念写真である。お子達の歓声を聞きながらお目当てのジャムを購入したら、次は「北の国から」ロケ地めぐり。
先ずは、「石の家」。熱心な「北の国から」信者ではないが、TVは連続ドラマの頃から時々見てはいた。スペシャル版になってからは見たり見なかったりで、この「石の家」がいつから登場していたかは、よく知らない。だが、完結編で田中邦衛と唐十郎がこの家で、しみじみと語り呑みあった場面は憶えている。つらつら思うに、あの完結編は唐十郎が居なかったら、成立してなかったかも知れないなぁ。
駐車場から「石の家」までちょっと山道風だが、入口に「クマが目撃されたのでご注意」の張り紙がある。最近は人が大勢居ても平気でクマが出てくるから怖いっす。「石の家」の近くにもう1軒小屋が再現され
ていたが、いつ頃の家なのだろう。何やら書いてあったが忘れました。考えてみると、黒板五郎さんは転勤族でもないのに何度も転居している訳で、彼にとって家とは作るのが目的で、そこで長く暮らす事にはあまり興味がないと思われ・・。
次は「拾ってきた家」へまわる。完結編で、唐十郎がアスファルトの破片を並べてた場所には、ちゃんと標識がある。
夏休み最終日だからか、日曜日なのに「石の家」も「拾ってきた家」も、閑散としている。アンパンマンショップの賑やかさに比べると、ひっそりという感じだ。完結編ですらもう7年前。再放送もあまり見なくなった昨今、施設保全費200円でこの先もつのかどうか、余計な心配をしてしまう。
そろそろお昼時だ。ツレお気に入りの「森の時計」へ行く。こちらは最近のドラマの舞台だし、隣には去年のドラマのロケ地もオープンしているゆえ、けっこう人が居る。2月と同じ道を歩くが、写真で見ると全然違う道のようだ。入口には相変わらず、「静かな雰囲気のためにお子様はご注意~」のお願いがある。ドアを開けると、幼稚園くらいのお子様連れ夫婦が並んでいる。しばらくすると、後ろから小学低学年と思しき男の子2人を連れた家族が入ってきた。
待っている間に店のお願いに気付いたお母さんが、「子供はダメみたい、どうしようか」とお父さんに不安そうに話しかける。若いお父さんは言う。「えっ、そうなの。いいよ、せっかく来たんだから」 ちょ、ちょっと、今は静かにしているが、その年齢の男の子なんて、何がきっかけでケンカ始めるか分からないし、そう簡単に「いいよ」なんて言って良いのか?!
結局、どうしてもコーヒーミルガリガリをしたかったらしいお母さんはカウンターに座り、お父さんと子供達は、フロアーのテーブルでケーキを食べる。カウンターに居るお母さんの所へ行ったり来たりとちょっとバタバタしたが、まぁ、騒がしいというほどではなく、満足したお母さんと一緒に帰って行った。う~ん、何ていうか、この方達はひるむって事をしないのねぇ。
「森の時計」を最後に富良野を離れ、一路ツレの第二の故郷、札幌へ向かう。馴染みの店に一通り顔を出し、翌日は小樽の馴染みの店へご挨拶。どこまで守備範囲が広いんだ。
夕方の飛行機で帰路につく。離陸前の機内では、2つ前の席に座るお兄さんが一向にケータイの電源を切らないので、JALのお姉さんがキレている。通路を1往復してその都度注意していたが、お兄さんが返事ばかりでメールをいじっているので、相当お怒りのようだ。言葉は丁寧だが、顔が完全に怒っている。切るのを見届けるまでその場から動かない。隣とその後ろの席はお兄さんの連れのようだが、この時だけは他人のふり。観念したお兄さんがようやく電源を切った。
世の中、ひるまない人が多いんだなぁ。
| 固定リンク



コメント