北の人々(2)
それは、ファーム富田。
ここで富良野メロンを調達するのだという。
が、実はメロンを販売する「とみたメロンハウス」とファーム富田は、隣同士ではあるがまったく関係がない。。という事実を多分ツレは知らない。隣接してる上に駐車場も自由に行 き来できるし、第一名前が「とみた」と一緒なのだから、誰だって同じ経営と思ってしまうだろうな。
メロンを自宅用に1個買ったら、隣のファーム富田へ。ラベンダーの花の季節は終わってしまったが、そこそこ観光客で賑わっている。花の最盛期は駐車場に入るのに2時間待ちなどザラらしい。ポプリ
舎などの建物と道路1本隔てたラベンダー畑には、人っ子1人いない。ここもお花の時期になると、芋の子を洗う状態なんだそうだが、花がないと見向きもされないようだ。
斜面をおおう畑の中腹にある展望台に上がる。ここから眺める富良野は広々としていて気持ちが良い。が、ここも前を男性が1人歩いているだけで、誰もいない。まぁ、芋の子状態よりは空いてていいけれど。施設がある方に戻る。秋の花が植えられている畑の周りには人が多いけれど、耳に入る言葉は中国語。四季彩の丘で遭遇した1団だろうか。そう言えばあの時と同じ観光バスが駐車場に泊まっていた。
建物の中には、オランダ人デザイナーがデザインしたドラ イフラワーが部屋一杯に飾り付けられている。色合いといい風合いと言い、いかにも秋っ!というディスプレイだが、どんなシロートでも、絵葉書のような画が撮れるように飾るというのも、才能の一つかも知れない。
ポプリ類にはあまり興味はなかったが、この飾り付けには感激して2人でパチパチ(デジカメでもこう言うのか?)写真を撮りまくる。待ち受けにするぅ・・とか言って、携帯でも撮りまくって、ファーム富田での観光を終了。今晩の宿へ向う。
今日のお泊りは、「家庭画報」で見つけた「フラノ寶亭留」。外資系保険会社の保養所だったのを、定山渓のホテルが買い取りセレブ~なリゾートホテルに仕立てた。敷地総面積3万5千坪に、部屋数わずか25部屋の宿泊棟。各部屋もゆったりと広く、全室ベランダ付きである。とにかく、何かもう無駄とも思えるくらい空間をふんだんに使っている。多少改装したとは言え、こんな贅沢な施設を所有していた保険会社って、やっぱりお金持ちだったのねぇ。
部屋には作務衣が置いてあり、ホテル内はこの作務衣でどこへも出入りOK。もちろん、レストランへも作務衣で入れる。でも、食事は純然たるフレ
ンチだし、レストランも夜は照明を落とし、オトナのフレンチの雰囲気を醸し出している。そういう場に作務衣姿っていうのもちょっとね、、という意見が多かったのか、食事の際は作務衣の上に着て欲しいと置いてあるのが、これまたいわゆるチャンチャンコみたいで、すっかり温泉旅館のお客さん風。よけい、フレンチの場に合わないじゃん!と思うけど、家族連れや年配の夫婦連れなど言われたとおり作務衣の上にチャンチャンコ着て、ナイフとフォークでフレンチを食べている。
まぁ、家に居るかのように寛いで欲しいと言う主旨の作務衣であり、本人が楽だ~と思え
ば、作務衣にチャンチャンコでフレンチでも、良いんですけどね。夕食時間の少し前からバーも開く。一部のシングルモルトやブランデーを除いて、アルコール類は全て無料だ。因みに部屋の冷蔵庫内の飲み物もいくら飲んでもダタである。
カウンター板1枚のこじんまりしたバーだが、静かにジャズなど流れ、それなりにオトナの雰囲気。こちらもドレスアップしたお客さんと作務衣姿のお客さんが混在する。
ホテルのクチコミを事前にチェックすると、この作務衣は賛否両論あるようだが、端から端まで完膚なきまでにセレブなホテルより、富良野なんだからちょっと温泉旅館のエッセンスがあった方が、田舎らしくて良いんジャマイカ。
ところで、ここの露天風呂は湯船の外においてある椅子に座ると、上の階の客室から丸見えという造りになっている。これも、 お客さんから意見があったらしく、「椅子に座ると客室より見えます」という注意書きが貼ってあった。
露天の外に椅子があるのは、のぼせ防止に便利だが、屋根が無ければ雨や雪の日は座れない。露天風呂の上は屋根があるのに、なんで椅子を置くスペースの上まで屋根を延ばさなかったのだろう?
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