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2009年5月12日 (火)

鉄子 その2

横浜まで鈍行で行った。

Sinkaisoku 学生時代に東京→神戸を各駅停車で行こうとしたが、寝坊して静岡まで急行利用という痛恨のミスを犯してしまった。それ以来いつかもう一度・・と思って幾星霜。なぜか今年の連休に俄かに思い立ち、鈍行の旅と相成った。

ただ、鈍行と言っても快速電車も利用しているので、厳密には「乗車券だけで行ける旅」である。○○駅、飛ばしてるじゃん・・という突っ込みはどーかご容赦下さいませ。

Ekisoba 7:35 先ずは神戸から米原まで、イキナリ新快速で飛ばす。山行で醒ヶ井あたりまで行った事もあるし、敦賀まで延伸された時も記念に乗ったし、なにせ乗り慣れている新快速、特に感慨はなし。それより米原駅の駅そば(うどん)の方が、懐かしい。

新幹線なんてものはなく、特急「つばめ」や「はと」を利用していた頃、米原駅で親がよく駅そばを買っていた。容器もちゃんとした瀬戸物で、そのまま車内に持ち込み家まで持って帰っていた。どうもそれなりの料金を払えば、容器ごとテイクアウト出来たようだ。生成りの朝顔型のどんぶりで、横川の「峠の釜飯」の如く、家にいくつかゴロゴロしていたのを覚えている。

Ekisoba_2 今も米原駅には駅そばのスタンドがある。容器は瀬戸物からプラスチック製に変わったようだ。特急列車がない今は、車内持込も出来ないだろう。でも、東海道本線米原駅の駅そばはこのまま残ってほしいものだ。トイレが大行列で時間を食い、駅そばを食べるヒマがなかったので、とりあえず写真だけ。

9:58 米原から豊橋まで、またまた快速で一気に東へ向かう。JR西の新快速は遅れるのが常と言われているが ―例の大事故以来遅れを取り戻す為に飛ばすのを自粛しているようだ― 今回も後の新快速が遅れ、乗り継ぎ線であるこの豊橋行きも出発を遅らせている。ようやく新快速が到着し、5分遅れで豊橋行きは出発した。豊橋では乗り換え時間が5分しかないので、ちょっと心配。

Toyohasi_2 大垣までは、のんびりローカル電車の雰囲気であったが、大垣からどどっと人が乗り込み、名古屋でどどっと降りて行った。12:05 豊橋で、掛川行きの電車に乗り換える。5分の遅れは2分くらいに短縮されたが、ホームが違うので階段を駆け上がり、駆け下りて掛川行きに飛び乗る。ここから先快速の乗車はなく、文字通り各駅停車・鈍行の旅である。車両も新快速の回転式クロスシート(2人掛けの席ってことね)ではなく、ロングシートの車両で、普通の通勤電車と変わりない。向い合わせの4人がけ固定椅子で、窓の縁にお茶を置いて流れ去る車窓の景色を眺めつつ・・といったローカル線の風情は皆無である。なんだかなぁぁ~~。

Unagi お昼、浜松で途中下車してランチタイム。新幹線に乗っても鈍行に乗っても、浜松ってまさしく東京-大阪の中間点である。浜松っていやぁ、あーた、ウナギでしょ・・とかなり期待して改札を出る。駅ビルは大きく分けて2つの商業エリアがあり、どちらにも食堂街があるが、なぜか鰻専門店がない。で、和食の店に鰻があるのだが、げげっ、うな丼定食2300円だと!駅の食堂は、安い、早いが信条ではないのか?!その上で旨くするのが、その食堂の腕の見せ所ではないのか!!

駅食で2300円は反則だannoy

Okitu手軽に鰻が食せるかと、薄い胸をふくらませていたのにシュルシュル~と元に戻ってしまった。ウロウロしてたら、とろろ飯やさんで、蒲焼とのセットがあるのを見つけ、ここで昼食とする。1980円ナリ。そりゃ、注文してから捌いて焼いて・・という本格的な蒲焼とは違うけれど、それなりに味わえるものであった。BGMがJazzであったのもポイントが高い。まっ、かなり個人的好みによる評価なのであしからず。

食堂街をウロウロして気付いたが、他の店は大概空いているのに、ラーメン店、そば屋の前だけに行列が並ぶ。浜松の人って、麺好きなのね。

Sizuoka 13:30 浜松からは、興津行き各停に乗車して静岡まで行く。けっこう混んでいる。3両編成だから仕方ないか。お日柄が良いのか着飾った人が多い。後はブラジルや南米系っぽい人がやたら目に付く。この辺も工場が多いのかなぁ。因みにここまで来て初めてトイレが付いてない電車だ。1時間ほど乗って静岡着。14:54 静岡で熱海行きに乗り換える。またもや3両編成。

16:15 熱海で東京行きに最後の乗り換え。さすが大東京行きは車両が多い。15両の大盤振る舞い。しかも各停のくせにグリーン車両まで連結している。これがかの有名な、「普通列車グリーン車」ね。JR西ではついぞお見かけ致しません。キレイなお姉さんが有料のドリンク類を売ってくれる程度で1000円払うくらいなら、自販機でお茶買うてロングシートに座ったって同じやでぇとWindow 考える関西では、「普通列車グリーン車」は永遠に登場しない・・と思う。

長丁場の路線なので、各駅だがトイレが付いている。入ってみると窓があった。例の黒澤映画に出てくる、小さな楕円形よりはちょっと大きめだけど、全開してもこれだけしか開かない。まっ、トイレだしあまり大きく開くのもアレだから、臭い抜き?の為ならこれくらいが丁度イイのかもしれない。

Kozu_stn 熱海から東は、伊東に親戚が居たのでよく通っていた。根府川停車中は、車内からでも海が良く見える。夕方の陽の光を受けて輝く波は、穏やかだ。車内は心なしかサンオイルの香りも漂い、Sea side trainの趣がある。高いビルが増えた小田原駅を過ぎて、国府津で特急の通過待ち。たった二駅しか離れてないのに、しかも東京寄りというのに、小田原の都会的雰囲気から一転して、国府津はのんびりとした田舎の駅である。

Yokohama17:39 今朝新快速に乗って丁度10時間後に、横浜到着。昼食時間を除けば、約9時間電車に乗り続けた。乗車券代 8,720円。帰りは羽田から一気に飛行機で約1時間、12,000円。う~ん、3,000円で8時間の差。よほど電車好きでない 限り、3,000円を惜しむ人は居ないだろうなぁ。

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